セレブも実践する原始人的食生活、「パレオダイエット」
皆さん、パレオダイエットをご存知ですか? 欧米では注目するパレオフレンドリーな人が多く、スカーレット・ヨハンソン、ミーガン・フォックス、マイリー・サイラス、ジェシカ・ビールなどセレブも実践して話題になっています。
パレオとは旧石器時代を意味する“Paleolithic”の略で、ダイエットは日本では体重を落とすことを意味することが多いですが、本来の意味は日常的な食事法のことを指します。というわけで簡単に言えば旧石器時代の食事法をお手本にしたダイエット法が今欧米では流行っているのです。
元となる考え方は消化器専門家が70年代半ばに提唱し、セレブが実践するようになり、一気に人気と注目が高まりました。
農耕が始まる前、約250万年~1万年前の食生活を再現しようというこのダイエットは「人間の進化は旧石器時代までに完了していてそれ以降は遺伝子的にあまり変化がない」という考え方に基づいています。
人間の歴史から、食生活に関わる大きな変化は3度あります。
ひとつは約1万年前、狩猟採取型のライフスタイルから農耕牧畜へと変化したとき、肉食から穀物主体の食事に変化しました。
2つめは産業革命による工業化の時代。精糖が一般化して、穀物も簡単に製粉することが可能になりました。
3つめは第二次大戦後の人口的な食べ物の登場です。保存料、着色料、合成甘味料など、加工食品が溢れかえる次代の到来ですね。
人間の体の「進化」はこういったライフスタイルの変化に追いついておらず、旧石器時代と同じような食べ物を食べることが美容と健康のためにもっともよい、といわれているのです。
それでは具体的にどんなことをするのか紹介していきます。シンプルにいうと、パレオダイエットの基本は狩猟採取時代に食べていたものを食べて、農耕革命以降に食べるようになった穀物、糖類、乳製品、加工食品を食べないようにすることです。
- 良質なたんぱく質をとる。肉、卵、魚、もちろんお刺身もOK。肉を選ぶときは放牧で育てられた雑穀ではなく草を食べて育った家畜の肉を選ぶこと。
- 豆類や穀類は食べない。グルテンはNG。
ダイエット食によく取り入れられる玄米やお豆腐などもです。 - 野菜をしっかり食べる。
- 油はバター、ココナッツオイル、牛脂、ラードを取る。加熱しないならオリーブオイル、アボカドオイルもOK。水素添加油(硬化油)が含まれるものはNG。例:マーガリン、サラダ油、キャノーラ油、ベニバナ油など
- 砂糖は食べない。砂糖が添加されているものも全て。砂糖の入っている果物ジュースもNG。
- 塩は意見がわかれるところ。一般的には塩は食べてはいけないとされていますが、近年の発掘では旧石器時代にすでに塩は食べられていたという意見もあり、また人体にとっても塩分は必要とされているので取ってもよいというパレオダイエット論者もいます。
- 調理はシンプルに。焼く、蒸す、煮る、炒めるなど、手間をかけない調理法。
実践した人の多くは数週めで筋肉量や骨量をキープしたまま体重が減ったり、中性脂肪も減少したり、という成果を残しています。体調がよくなり、アクティブになった! という声も多く上がっています。
そしてまたパレオダイエットには疑問の声も上がっていることも表記しておきます。一番の批判は旧石器時代には現代のような肥満や現代病がなかったのはそもそもそこまで寿命が長くなかったということです。
さて、賛否両論のパレオダイエット、細かいカロリー計算もなく、好きなだけ肉も食べられるというトライしやすい部分もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
Written by Michel Ogata



アメリカで「ドクター オズ」という、とても影響力がある健康情報番組があります。オズ博士がこの番組で取り上げた健康法、ダイエット法は瞬く間に全米でブームになるというその感じは、まるで一時期のみのもんたさんの「おもいっきりテレビ」みたいなものでしょうか。






